法事法要の準備ガイド:初めての方も安心してご利用いただけます

法要は、故人の供養し、遺族や親族が故人を偲ぶ大切な機会です。
初めて法要を準備する方でも安心して進められるよう、この記事では法要の種類や意義、準備手順、当日の進行、法要後のフォローまで、詳しく解説していきます。

法要の種類とその意義

法要にはいくつかの種類があり、それぞれの法要には異なった意味があります。
以下に、主な法要の種類とその意味を解説します。

49日法要

49日法要は、死者の霊が現世から来世へと移行する期間とされる49日後に行われる法要です。
故人の成仏を祈り、遺族が故人を偲ぶ機会としても重要な法要です。

一周忌法要

一周忌法要は、故人が亡くなられてから1年目に行われる法要です。
四十九日法要と一周忌法要の間には百か日法要がございます。

三回忌法要

三回忌法要は、故人が死んでから満2年目に行われる法要です。
一周忌後の法要は「回忌」という数え方になり、亡くなった日を忌日に含む数え方になりますため、一周忌以降(三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌など)は数え方に注意が必要です。

参考情報:法事法要の種類

法要の準備手順

法要を交渉に進めるためには、事前の準備が大切です。
以下に、法要の準備手順を順を追って説明します。

日程と場所の確定

法要の日程と場所を確定しましょう。
法要はお寺や自宅で行われることが多いですが、参列者の都合や故人の意向によっては別の場所で行うこともあります。
日程は、できるだけ多くの人が参列できる日を選ぶようにしましょう。
少人数で平日に行える場合は、平日割りなどに対応したサービスもございます。

参考情報:読経料平日割りサービス

仏事(僧侶)の手配

まずは、菩提寺があるときは菩提寺に確認することが大切です。
菩提寺でも遠方で法要に対応できないことも多々ございますので、その際は僧侶派遣サービスなどを利用し、同系宗派の僧侶様をお願いすると良いでしょう。

お寺や僧侶と日程を調整し、法要の進行や料金について確認してから依頼します。
法要を行う場所から近いお寺様を依頼することも大切です。
極端に遠いとお車代などの交通費が上がることも考えましょう。

料理・お供え物の手配

法要には、故人の好きだった料理や季節の食材を使った料理が供されます。
ケータリングや料理店に依頼する場合は、早めに予約しておくことが大切です。
また、お供え物も手配していただけます。

会場の設営

会場は法要に合わせた雰囲気になるよう、仏壇や座布団、掛け軸などがあると雰囲気づくりに役立ちます。
また、参列者が迷わないように案内表示も準備しておきましょう。

招待状の作成と送付

法要の日程が決まったら、招待状を作成しましょう。
参加者には、日程や場所、服装などの詳細を明記しておくこと親切です。
期間に余裕をもって送付するように心がけましょう。
身内だけで少人数の場合でも、電話だけではなく手紙、メール、SNSなどなるべく形に残してあげることより、参列者は確認しやすくスムーズに法要を行うことができるでしょう。

法要当日の進行

法要当日は、以下の手順で進行します。

受付と案内

参列者が到着したら、受付で名簿に記帳してもらい、案内係が会場まで誘導します。
自宅で少人数開催などの場合は、受付窓口は設営せず必要に応じてご対応で構いません。

法要の進行

僧侶による読経が始まります。
参列者は、故人を偲ぶ気持ちで読経に合わせて手を合わせ、焼香を上げるなどします。

食事の提供

法要後は、故人を偲んで食事を一緒にすることが一般的です。
食事の準備が整ったら、参列者に案内して席に着いてもらいましょう。
食事の時間が取れない方や会食の席を設けない場合は、引き物(手土産)を用意して、法要後にお礼と共にお渡しするとよいでしょう。

御礼状の準備

挨拶と食事の後、遺族は参列者に挨拶をし、法要への参列に感謝の意を表します。
また、御礼状と共にお礼の品を用意しておくと、参列者に感謝の気持ちがより伝わりやすいでしょう。

解散

法要が終わったら、参列者が帰る際に遺族が見送ります。
帰り際には、お礼の言葉を忘れずに伝えましょう。

法事・法要の準備ガイド

法要後のフォロー

法要が終わったら、以下のフォローを行いましょう。

お寺への報告

必要に応じて、法要が無事終了したことを、菩提寺などの僧侶に報告しましょう。

御礼状の送付

参列者に対して、御礼状を送ることがマナーです。
法要後1週間~1ヶ月以内に送付しましょう。

法要の写真や動画の整理

法要の写真や動画がある場合は、早めに整理しておくと後々楽になります。
必要に応じて、お礼状と共に写真を送ることも良いでしょう。

よくある質問

Q1: 法要の服装はどのようなものが適切ですか?

A1: 法要の服装は、喪服(黒の略礼服)が一般的です。
男性は、無地の黒いスーツに白いシャツ、黒いネクタイが適切でしょう。
女性は、黒や紺など地味な色のワンピースなどが好まれます。
お子様学生服などで参列が一般的です。

Q2: 法要に参列できない場合、どのような対応をすれば良いですか?

A2: 法要に参列できない場合は、事前にご遺族に連絡しましょう。
欠席の理由を事細かに伝える必要は無く、やむを得ず参列できない旨をやんわりと伝えましょう。
法要は人数に合わせた準備などもございますため、なるべく早めにお伝えすることが大切です。
また、故人やご遺族との近しい関係ならば、状況に応じて供花や供物を贈ったり、弔電を打つなども検討するのが良いでしょう。
丁寧な対応をすることで、故人を偲ぶ気持ちを表すことができます。

Q3:法要の準備をする際に必要なものは何ですか?

A3:日程に合わせた会場の確保や僧侶の依頼、案内状の作成、食事の手配などが多岐にわたり必要です。
お一人ですべて行うと大変です。どなたかに手伝っていただくか、或いは小規模開催ならば自宅や寺院で行うと、日程も組みやすくなりご負担も減ります。

Q4:法要の日取りはどのように決めるべきですか?

A4:法要の日取りは、故人の命日や月命日、遺族の都合に合わせて決めます。
また、お盆や彼岸などの込み合う時期に行う場合は、僧侶と相談して決めることも必要です。

Q5:法要におけるお布施の相場はどのくらいですか?

A5::法要におけるお布施の相場は、法要の規模や地域によって異なりますが、一般的には3万円〜5万円程度とされています。
初盆や年忌法要などの大きな法要では、それ以上の額が相場となることもあります。
僧侶と事前に相談し、適切な額を決めることがよろしいですが、僧侶が料金を言わない場合は一般的な額をお渡しすると良いでしょう。

Q6:法要の準備で注意すべきポイントは何ですか?

A6:法要の準備では、以下の点に注意して進めてください。
・故人の遺志や遺族の意向を尊重しましょう。
・招待状や案内状はできるだけ早めに送りましょう。
・僧侶との打ち合わせを行いましょう。
・法要の後に行われる会食の手配や会場の準備も忘れずに行います。
・法要の当日は、遺族が主催者として適切に振る舞いましょう。

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まとめ

初めての方でも、法要の準備をスムーズに進められるよう、以下に法要の準備に関するポイントをまとめました。

法要の目的と種類を理解しましょう。
法要の種類など適切な内容を決め予算を建てましょう。
準備手順に沿って、日程・場所・僧侶・料理・お供え物・会場設営・招待状の手配を行います。
法要当日は、(必要に応じて)受付・案内・法要進行・食事提供・挨拶の手順で進めます。
法要後は、必要にお応じて、参列者への手土産(引き物)・御礼状の送付等を行います。

これらのポイントに沿って、法要の準備を進め、故人を偲ぶ大切な儀式を無事に行えますように願っております。

最後に、
法要の準備や進行において不安な点があれば、遺族や知人、お寺の僧侶に相談することも大切です。
話しづらい、相談しづらいことは私共へご相談ください。

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